うでし!
いつまで引きずるんだって感じだけど、キンコメ高橋の逮捕に対して、日に日にショック度が増して行く。
youtubeで隔週で配信されていた、ニコニコキングオブコメディには退屈な学生時代本当にとても助けられた。
何が面白いかは、説明がつかないというか、今更熱弁しても意味のないことだと思うんだけど…
パーケン(高橋さん)っていうのは、陰か陽で言うと完全に陰の人間で、にわかに公になってる情報では、母親と死別・父親の多額の借金などがあるけど、
特に同居している父親に関してはそのダメぶりをもはやネタにしていて、配信番組や著書の中でも頻繁に笑いに変えていた。
たまに笑えないレベルもあったけど、そこは相方の今野さんが「お前もう笑えないよ(真顔)」と言うと不思議と爆笑になった。
さらに、彼は自分のことを「こんな、うだつの上がらない奴」とか言う。
誕生日を祝われても、御礼を述べずまっさきに「すいません」と言う。
とにかく自尊心がとても低い(低く見える)。
そこに共感したといったらおかしいけど、学生時代の私は「根っから明るくて満たされた人間じゃなくても、こんなに面白いんだ!」と少し希望を持ったりもしたわけです。
(今になってみれば、皆それぞれそれなりに大変なことを抱えてるから、自分だけの不幸でひねた考えするのは良くなかったんだけど、とにかくその時は心救われた。)
加えて、パーケンは映画や音楽や漫画、釣りやももクロなどにとても造詣が深い。
深すぎて、みんな知らない。
みんな知らないのに、パーケンの知識が溢れ出すと何故か本当に本当におもしろかった。
知らないことなのに面白い話っていうのは、パーケンから聞くもの以外にあまり心当たりがない。
とにかく、もっと公になって欲しかったし、活躍してほしかった。
それでも、あの時もその時もすでに盗みを働いていたなんて、失望だ…パーケンからしたら勝手に望みたくしやがってと言う感じなのかもしれないけど。
あとは、この件に関しては、
犯罪者が普通の顔して生きていたわけではなく、
普通の顔して生きてた人が犯罪を犯したように感じる。
以前、薬局で主婦がお菓子を盗んでいるのを目撃してしまった時もそう思ったけど、
彼は誰に対しても極悪人だったわけではなく、面白い兄ちゃんであり立派な芸人が制服を盗んでたというまでが一括りになっている。
もうテレビで見られないのかもしれない。
彼のヤバさを良い意味で
「パーケンよりやばい人が居たら、その人はもうシャバに居ないと思う」
と言った人が居たけど、皮肉でもなんでもなく本当にヤバイ面白い人だった。